「子どもを励ます」と言うと、プールで泳げない子どもに「やればできるわよ」と泳がそうとする母親が現れる。励ましてあげるとは、「ちょっと水に入ってみようか」と段階を踏むことである。そしてできるたびに、どんどんほめてあげる。「やっぱり泳げるようになったわね」で、子どもは自信がつく。泳げるようになったばかりではなく、生きることに自信がつく。叱ってもよいが怒ってはいけない、「ほめる」のと「おだてる」は違う・・・・・・。加藤諦三が説く、新しい子育て論。待望の文庫化です! (出版社HPより)