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どろんこハリー(福音館書店)

どろんこハリー   福音館書店 ジーン・ジオン文 マーガレット・ブロイ・グレアム絵 わたなべしげお訳
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ハリーは、黒いぶちのある白い犬です。なんでも好きですが、お風呂に入ることだけは、だいきらいでした。ある日、お風呂にお湯を入れる音が聞こえてくると、ハリーは体を洗うブラシを口にくわえて逃げだして、ブラシを裏庭に埋めました。それから、家の外に出て行ってしまいます。泥だらけ、すすだらけになったハリーが家に戻っても誰も分かってくれません。がっかりしたハリーが、裏庭でブラシを見つけ出し、わんわん吠えると……。
(出版社HPより)

どろんこハリーシリーズ

<読者レビュー>
3−4歳の子供たちが、だんだんすこーし長めの絵本にも慣れてきた時、楽しめる本です。 本の色使いはセピアな感じで、普通の絵本よりもシンプルで、また、翻訳本ならではのトーンというものも感じられる本なのですが、そこは、読み手である大人のテクニックが試されるところ。 ハリーのオーナーである子供たちになり切ったり、ナレーションをドラマチックな声で演出すると、なかなかの反応が子供たちに見られます。 少し大きい子供たちになると、自分でこの本を読んだり、「あ、これ英語のKINDYで英語で読んだ」と気づく子がいたり。 小学校低学年になると、同じ絵本でも、大人からのヒントなしで、絵の中にあるたくさんのミステリーに気づいてくれますね。 小学校低学年くらいの子供たちが、レベルに応じて、無理なく、自分で読む練習をするのにもとってもいい本だと思います。 犬の「ぶち」の種類の違いを考える、なんて、とってもいい語彙の訓練です。 (すしたろうさん 女の子8歳)