あるフランスの町の動物園に住むライオンの夫婦に、男の子が生まれました。男の子が大きくなるにつれ、お父さんには、考えることがありました。「この子は、将来、どんな仕事をするのだろうか」と。お父さんは、ライオンというものは、チャンスさえ与えられれば、たいていの仕事はできると思っています。ですから、男の子にも、可能性のある未来がひらかれているはずです。それで、その子にふさわしいと思える環境を用意します。でも、結局、ライオンの男の子が自分にぴったりの仕事として選んだのは・・・・。 (出版社HPより)