お父さん、お母さん、“わたし”だけの家族に、ある日、弟が生まれます。周りの大人はみんな、「あなたってほんとにしあわせね!」と言うけれど、“わたし”は、ちっともそうではありません。お母さんもお父さんも、弟のことばかり。“わたし”のことなんて・・・。赤ちゃん返りさえはじまります。
そんな時、とうとうお母さんが弟の世話で疲れてしまい、さりげなく口にした言葉は・・・。
”わたし”は自分にも手伝えることがたくさんあることに気づきます。それからは、“わたし”は、お姉ちゃんとして、赤ちゃんの弟の世話の手伝いを。そうしたら、周りの大人はみんな言うのです。「このあかちゃんって、(お姉ちゃんにかわいがられて)ほんとにしあわせね!」
(出版社HPより)