アナトールはパリの近くの小さなねずみ村に、家族と共に暮らしています。
毎日夕闇がせまる頃、ねずみのとうさん達は皆、自転車に乗って、パリの街へ家族のために食べ物を探しに行くのです。
その日も、いつものように人間の家に入り込んだアナトールは、ねずみを嫌う住人の声を聞いてしまいます。人間にそんなふうに思われていたなんて…(略)
誇りをもって仕事に向き合う父さんの姿を、6人の子どもたちも尊敬の眼差しで見ています。
フランス国旗を思わせる青・白・赤で描かれた、ちょっとおしゃれなねずみの生活を垣間見てみませんか?
(出版社HPより)
■コールデコット賞オナーブック(1957年)