「　”　月に10冊　”をご利用の方へ　」というニュースレターを読んで、あー私も最初は10冊で十分って思っていたな、と懐かしく思いました。　今は20冊でも足りないくらい、と感じる程です。

　特に我が家は、去年サービスを復活させて頂いてから、長男の日本語力が確実に伸び、ひらがな、カタカナの読み書きもあっと言う間に出来るようになりました。

　おそらく、私と同じように、バイリンガル家庭で日本語教育で悩んでいらっしゃる方がおられるかと思います。　もし、今後の参考になればと思い、我が家のこれまでの体験談を書かせて頂きます。

　結論から言うと、日本語教育で読み聞かせ以外に必要なものはないのではないか？と思うくらい、読み聞かせは大事だと実感しています。　ただし、効果がすぐ出るとは限らないのと、毎日の積み重ねなので、とにかく幼児期から毎日続けること、そして繰り返し読む事が大事だと思います。

　最初にサービスを申し込んだのは、長男が生まれてすぐの時でした。　もちろん、寝てばかりの息子に読み聞かせなんて、と思いましたが、生まれたその日からこれまで1日とも読み聞かせを欠かした日はありません。　事情があり、しばらくこどもとしょかんさんのサービスをやめた期間もありましたが、その間も読み聞かせは毎日やっていました。

　我が家も最初は月10冊を借り、毎晩の読み聞かせの時に利用していました。　ただ、長男が3歳までは、彼の日本語能力を見た時に、読み聞かせの成果を感じた事がなく、彼自身も日本語に対してそれほど興味を示さなかったため、日本語教育をすっかり諦めてしまっていました。　出て来る言葉も英語ばかりで、どこから日本語を教えて良いものか、、と。　ですので、月10冊借りて効果がない、と感じていらっしゃる方の気持ちも分かります。

　私自身も、無理矢理ひらがななどを教えるのは効果がないと思い、とりあえず日本語で話しかけ、日本語の絵本を読み、、ひらがななんて、夢のような話でした。

　そして去年、こどもとしょかんさんから会員復活のメールを頂き、下の子も出来たことから、月20冊を申し込んだところ、びっくりする程に長男が日本語に興味を持ち始めました。　何故急に？と思いましたが、これはチャンス！と思い、朝晩こどもとしょかんさんの本を読み始めました。　すると彼は、文字に興味を持ち始め、ひらがな表を見て、自分で練習しだし、あれよあれよと言う間に、ひらがなカタカナが書けるようになりました。

　前回の時はほとんど読み聞かせの効果が目に見えず、このままやって意味があるのか？と思っていましたが、続けて本当に良かったです。　毎日の読み聞かせの中で、子供の頭の中には潜在意識の中に日本語がインプットされており、繰り返し読み聞かせする中で覚えていきます。　去年までは彼は日本語をほとんど喋らなかったのですが、今になって急に溢れ出てきています。　子供の年齢的なものもあるのかもしれませんし、個人差もあると思います。　ただ、読み聞かせの積み重ねは、早かれ遅かれ必ず効果が出ます！　小さい時からの積み重ねは本当に大きいと今になって実感しております。　どんなに高価な教材や教室に通っても、ここまでの成果は出ないと思います。

　今は20冊借りていますが、毎日その中から5冊を最低でも読むので、1か月の間に何回も何回も同じ本を読む事になります。　そうする事で、単語も定着し、本を返却する頃にはストーリーを暗記出来る程です。　この繰り返しこそが、日本語上達の近道ではないかと思っています。　幼児期からの読み聞かせのおかげで、単語のインプット、ひらがなへの興味、読み書きへと自然に身に付けていけました。　海外での子育ては、私が心を鬼にしてガミガミ言いながら、ひらがなカタカナを教えないと身につかないと周りに言われてきましたが、読み聞かせだけで本当にあっと言う間に自分で出来るようになりました。　私は見て褒めるだけです（笑）　まさかこんな事が起こるなんて夢にも思っていませんでした。

　ここ最近、長男に久しぶりに会った方から、日本語がすごく上達したと褒めて頂くことが何度かあり、皆さんに何をやったのかと聞かれ（笑）日本語学校の成果もありますが、読み聞かせをしていなかったら、語彙力がなく授業にもついていけませんでしたので、やはり読み聞かせの効果ですね。

　長くなり失礼しました。　何かの際に参考になればと思ったのと、何よりも、サービスを利用させていただき本当に良かったと感謝のお礼をお伝えしたくメールしました。　これからもよろしくお願いします。